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ネガフィルムにのみある美しさ

スタジオサクマ


白石中央通商店街にある、昭和15年に創業のスタジオサクマを取材させて貰いました。
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従業員を二人雇って経営していた頃もあったそうですが、
現在は店主・佐久間さんと姪御さんの二人で切り盛りしています。
佐久間さんのお父様が趣味でスナップ写真を撮影していた事がお店の始まりで、
『サクマ写眞館』の名前でお店を出しました。
当時は一般の方は、入学・卒業などの大きい行事でしか写真を撮る機会はなかったので、
主に戦争に出兵する兵隊の記念写真と肖像写真の両方を撮影したり、
戦死して二階級特進した兵隊の階級章を加工した肖像写真を作る仕事などをしていたそうです。


現在ほとんどの写真館ではデジタルカメラを使用していますが、
スタジオサクマは全てネガフィルムを使うカメラを使用しており、
デジタルカメラは使用していません。一昔前までは店頭でよく見かけた35mmフィルムの
インスタントカメラも、個人でデジタルカメラを持つ方が増えた事、
携帯電話のカメラ機能が発達した事でほとんど見かけなくなってしまいました。
機器の軽量さや、印刷・加工が容易である事などの理由から、
デジタルが選ばれているのだと思います。
しかし、ネガフィルムの写真にしかない独特の「味」にこだわり、
ネガを求めて来てくれるお客さんも居るそうです。独特の「味」とは、
単純に実際の目に映った様な画質のキレイな写真を撮るという事ではなく、
「写真という一枚の絵」の様な捉え方なのだと思います。好きな方にしか分からない、
美しさへのこだわりです。利用するお客さんのほとんどは昔馴染みで来ている年配のお客さんですが、
若い方が自作した着物やドレスを持参して撮影しに来る事もあったそうです。

撮影する際は被写体の最も良い瞬間を撮る為に、良い所を引き出す心掛けをする事が、
佐久間さんのお父様のこだわりだったとの事です。佐久間さんも、
お父様が大切にしていたこだわりを守り撮影をしているとの事ですが、
「まだまだ難しいね」と言っていました。

二階にあるスタジオです。


この木枠のカメラは、アンソニーと言います。
現在は使用しておらず、昭和63〜64年頃まで使用していたそうです。


ケースに大事に納められていたこのカメラはドイツ製リンフォフ

昭和45年頃から現在までずっと使い続けているそうです。
とても41年前のカメラとは思えない程しっかりしており、キレイに手入れされていました。
集合写真の様に広く撮影する時に使用するカメラで、
一番キレイに写せるとの事ですが、ピントを合わせる調整がとても難しいそうです。

一階の壁にあるガラスケースの中には、レトロなカメラが沢山展示されていました。
レトロカメラマニアにはたまらない光景でしょう(*´д`*)

現在のデジタルカメラに比べると、サイズがとても大きいものがほとんどで、
実際には触れていませんが見ただけでもズッシリとした重みを感じます。

写真の一番右にある縦型のカメラはローライフレックスと言い、
昭和24年に東京から疎開してきた方に譲って貰ったものだそうです。

写真を撮る技術について書かれた、古い本も見せてもらいました。


デジタルでは表現できない、ネガフィルム写真の独特の美しさ。
あなたの大切な思い出、二度と訪れないその日その時の一瞬を、
是非スタジオサクマで残してみませんか?



住所:白石市字清水小路51-1
Tel:0224-26-2276




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