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関谷薬局

こちらの歴史を感じさせる数々の道具。
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そしてこちらの看板。


白石に住んでいる方なら一度はお目にかかったことがあるかと思います。
ご存知、関谷薬局です。

江戸時代から代々続く関谷家。明治以前からすでに「関谷薬店」として薬の販売を行っていました。
当時は薬の他にも生糸やカメラの部品、さらには自転車まで幅広く取り扱っていたそうです。
そして、ただの薬店と思うなかれ!明治9年に天皇陛下が白石においでになられた際には、
天皇のお付きの方が関谷薬局に宿泊されたという記録もあるんです!!

そんな、とても由緒のある関谷薬局。現在では折り目正しいご主人が
「お客様の無理はできる限り全部聞く!」をモットーに営業しており、
処方せんを受け付けているため病院の診療時間に合わせて朝9時〜夜7時までの営業時間をきっちり守っています。
日曜・祝日以外は、お盆の時期も休まず営業しています。

お客さんはご年配の女性の方が多いそうです。
市内大手病院にも薬を卸していて、時には手に入りにくい試薬などの注文等があるそうですが、
その際にはあれこれ手を尽くし要望に応えられるようにしているそうです。
心掛けているモットーとご主人のフットワークの軽さがあってできることですね。
いやはや、頭が下がります!

こうして守り継がれてきた関谷薬局ですが、
100年以上の歴史を刻んだ建物は今年3月の東日本大震災の影響を大きく受け、
雨漏りや家屋の傾きもあり補修が大変だそうです。
歴史的な文献が保管されているという蔵も震災の影響で扉が開かなくなってしまい、
「それらをお見せしたいけれど、見せられない・・・」という状況にあるそうです。

が、しかし!!そんな状況の中でも貴重な3つの文献を拝見することができました!!

この巻物には明治9年に天皇陛下とそのお付きの方が白石に滞在された様子などが書かれているそうです。
しかし、うーん・・・読めない。勉強不足であります。

こちらには、関谷薬局に宿泊された天皇のお付きの方3名の名前が記載されています。
当時は「関谷薬店」として薬の販売はしていたものの、薬剤師がおらず薬の調剤はしていなかったそうです。
しかし、この3名から「これからは『薬店』でなく、
薬剤師を置いて調剤もできる『薬局』にした方がいい」との助言を頂いたため、
薬剤師を置いて「関谷薬局」としたそうです。


古い台帳も拝見しました。こちらには「長松堂」と記されていますが、関谷薬局のものです。
天皇のお付きの方が関谷家に松を植えていき、「長松堂」へ改名するように助言したことにより、
数年間だけ「長松堂」という店名だった時期もあるそうです。
このことは前述の巻物にも記されているんですって!

この他にも、白石城の片倉氏へ雪舟の絵を献上した際のお礼状や、
北海道開拓のために支度金を出したことへの松前藩からのお礼状
などの歴史的な書状があることをお聞きしました。
残念ながら、それらは扉が開かなくなった蔵に保管してあるとのことで、
拝見することはできませんでしたが関谷薬局に眠る歴史の断片を垣間見ました。

白石と共に深い歴史を刻んできた関谷薬局。
足を止めればそこには、江戸時代からの風情があります。



関谷薬局
住所白石市字中町18
TEL0224-26-2030
営業時間9時〜19時
定休日日曜・祝日

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